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お客様のメガネをつくるときに、「レンズは、どこのメーカーを使っていただけるのですか?どこのメーカーのレンズがいいのですか?」とよく尋ねられます。
遠近両用レンズはメーカーによって設計の違いがあるので話が別になりますが、単焦点という一般に使うレンズの場合、メーカーの違いによる良し悪しはほとんどありません。
「当店では一流有名メーカーのレンズを扱っています」というキャッチコピーで、レンズメーカーを売りものにしている眼鏡店もありますが、レンズの本質はメーカーで決まるものではありません。
服にたとえれば、レンズメーカーはあくまでも生地なのです。
皆さんが洋服を購入するときに、生地のメーカーで決めることはないと思います。
デザイン、仕立て、縫製を優先するはずです。
メガネレンズも同じです。
眼鏡店で快適な度数設定の検査がきちんとできるかどうか、また、その設定に合わせられるかどうかが、良し悪しの基準として大切になるのです。
また、メガネの広告でときどき見かけるうたい文句に、「シンプルで世界一軽いメガネフレーム」といったものがあります。
一般的に、軽ければ軽いほどずり落ちにくく、鼻にメガネの跡もつかないから快適と思いがちですが、実はそうでもありません。
軽すぎるフレームは、レンズが入ると重心が前に移動してしまうため、ズレやすく重く感じます。
おまけに飛んだり走ったりすると、メガネが上下に踊ってしまうため、像が揺れて見え、両眼視機能も狂いやすくなります。
フレーム自体に多少重さがあったとしても、レンズが入ったときに重心のバランスがとれるフレームのほうが、軽さだけを追求したものよりずっと快適なのです。
ゴルフクラブなどは、ほんの数グラムのバランスにこだわりをもち、商品価値を追求しますが、メガネの場合はそのような方針で商品開発されるものはあまりありません。
大事なのは数字の重量ではなく、あくまでも「体感としての重み」です。
それを基準にして選択することをおすすめします。
適正なメガネの選び方のポイントを紹介します。
距離と角度の調整ができるメガネが必要です。
視野としては、十分な眼球運動ができる大きさを目安にしてください。
ただし、視野はフレームサイズの問題もありますが、顔からの離れ具合でも変化しますので、調整が必要になります。
また、人の鼻や耳の位置は左右で差がありますから、眼とレンズの距離、角度(傾斜角)、傾きなどの調整も重要になります。
日常使っているときには変形しにくいことが望まれますが、調整時には変形させやすい材質や形状が必要になってきます。
そのため、眼鏡店にとっては、調整のしやすさというのもポイントになるのです。
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